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Preludiaをはじめてご使用になる際、アプリとお使いのピアノ[※]を正しく連携させるために初期設定が必要となります。
※MIDI入出力のできる機器が対象となります。市販の電子ピアノのほか、MIDI入出力ユニットを取り付けたアコースティックピアノも使用可能です。これらのMIDIデバイスを指して以後、「ピアノ」と呼称します。
・手順① 設定メニューの表示
・手順② 端末とピアノの接続および確認
・手順③ 打鍵・音声タイミングの調整
・手順④ 強弱入力の調整
・手順⑤ プレイバック同期調整
初期設定を行うために、設定メニューを表示します。タイトル画面の「設定」をタップするか、その他の画面では、歯車のアイコンをタップします。
●タイトル画面
●歯車アイコン
●設定メニュー
端末とピアノを有線 (USB) または無線 (Bluetooth®) にて接続し、アプリがピアノを認識していることを確認します。端末とピアノの接続後、設定メニュー左上のランプが緑色になっていることをご確認ください。
[有線接続の場合]
端末とピアノのそれぞれのUSBポート間に、ポートの形状に合うUSBケーブルを接続してください。USBポートがなくMIDIポートのみ搭載しているピアノの場合は、MIDI / USBの変換ケーブルを使用することで接続できます。
[無線接続の場合]
Preludia アプリにはMIDIデバイスと直接Bluetooth®接続を行う機能は搭載しておりませんが、Bluetooth MIDIデバイスとアプリの接続を仲介するユーティリティアプリ (他社製) を別途利用することで無線接続のピアノでも本アプリを利用することが可能です。これらのユーティリティアプリは各プラットフォームのアプリストアにてリリースされています。
なお、無線接続において、設定メニュー左上のランプが緑色になっており、かつデバイス選択 (後述) の設定が正しいのにも関わらず、鍵盤を打鍵してもアプリ側が反応しない場合、端末OSの設定画面からペアリング登録を解除して、再度ユーティリティアプリのペアリング・接続を実施すると、解消する可能性がありますのでお試しください。
●有線接続イメージ (USB Type-B to C による)
●ピアノとの接続ができている場合、左上のランプが緑色になり、「ピアノ接続OK」と表示されます。
●接続先デバイスの選択機能 (Ver. 1.2.0 より搭載予定)
アプリの初期状態では、端末が任意のピアノを認識すると接続を自動的に行いますが、複数のピアノ接続対象となるピアノを入力 (IN)/出力 (OUT)それぞれについて選択することも可能です。
設定メニュー上部の「デバイス選択」 ボタンをタップすると「MIDIデバイス選択」のウインドウが開きますので、接続対象としたい機器のみにチェックをつけます。[※]
※デバイス選択の機能は iOS版 / Android™版 それぞれで動作が以下のように異なります。
・iOS版 : デバイスの複数選択が可能で、接続対象の全ての機器からの入出力を受け付けます。
・Android™版 : MIDI IN / OUT それぞれについて1つのデバイスのみを選択できます。画面のデバイス一覧の先頭は「自動選択」となっており、これを選択した場合は内部的に認識しているひとつめのデバイス (一覧上で上位のデバイス) に対して自動的に接続を行います。
●接続対象としたい機器にチェックをつけ、「決定」ボタンをタップしてください。設定メニューに戻りますが、ここでさらに「保存」ボタンをタップして設定を保存する必要がありますので、ご注意ください。
ピアノの打鍵入力および端末の音声出力のタイミングについて、アプリの動作と同期させるため、調整を行います。
1. 設定メニューより「ピアノ機器」タブを開き、「打鍵タイミング / 音声タイミング」の右横の「調整」ボタンをタップします。
2. 調整用のウインドウが開き、はじめに打鍵タイミングの調整がスタートします。調整は、一定のタイミングに合わせてピアノの鍵盤を打鍵することにより行います。
右から流れてくる黄色の円が中心の円と完全に重なる瞬間に合わせて、任意の鍵盤を打鍵します。これを繰り返し、10回の打鍵を行います。
3. 10回の打鍵認識が完了すると画面が切り替わり、続けて、音声タイミングの調整がスタートします。
今度は音声を聞きながら、カウベルの鳴るタイミングに合わせて任意の鍵盤を打鍵します。これを繰り返し、10回の打鍵を行います。
4. ここまで完了すると自動的に設定メニューに戻り、「打鍵タイミング」と「鍵盤タイミング」のそれぞれの項目に設定値が入ります。「保存」ボタンをタップすることでこれらの設定値が端末に保存されます。
ピアノから受信する打鍵の強弱値の幅は機器によって異なるため、アプリ内の基準に揃えるよう調整を行います。
1. 「強弱入力調整」の下部の「調整」ボタンをタップします。
2. 調整用のウインドウが開き、強弱入力の調整がスタートします。調整は、画面上の楽譜に示されたそれぞれの強さ (pp ~ ff) で打鍵していくことにより行います。
画面上の楽譜の赤い部分の強弱記号が現在設定中の強さを示しますので、それに従いそれぞれの強さについて4回ずつ打鍵を行います。調整は「mp ⇒ mf ⇒ f ⇒ ff ⇒ mp (2回目) ⇒ p ⇒ pp」 の順で行われます。
※メゾフォルテの調整時にメゾピアノの時より弱く打鍵するなど、整合性が取れない場合はメッセージが表示されます。その場合、相対的な強弱関係が正しくなるように再度打鍵してください。
3. 全ての強弱記号での調整が完了すると自動的に設定メニューに戻り、「強弱入力調整」のそれぞれの項目に設定値が入ります。「保存」ボタンをタップすることでこれらの設定値が端末に保存されます。
演奏データをピアノ上で再生する (プレイバック機能) 際の音について、アプリ側と同期させるための設定を行います。
1. 設定メニューの「ピアノ機器」タブより、「プレイバック同期」の右隣にある「調整」ボタンをタップします。
2. 調整用のウインドウが開き、黄色の円が右から流れてきます。中央の円と重なるタイミングで赤く点灯して、端末からカウベルの音が鳴るとともに、お使いのピアノからも打鍵音 (中央のド) が鳴ります。
ピアノから鳴る音のタイミングが円の点灯とカウベルの音に合うように、画面下部のスライダーを動かして調整します。ピアノ側の音を早くする場合は左側に、遅くする場合は右側に動かしてください。
3. タイミングが一致したことを確認後、「決定」ボタンをタップします。
4. 設定メニューに戻り、「プレイバック同期」の項目に設定値が入ります。「保存」ボタンをタップすることでこれらの設定値が端末に保存されます。
初期設定の手順は以上となります。
なお、「打鍵・音声タイミングの調整」「強弱入力調整」については、上記の設定方法の他、実際に楽曲を演奏した時の結果を元に設定する方法もありますが、それについてはこちらの動画「3. さらに便利な機能」にてご説明しております。